甲斐駒ケ岳 百名山 No.77

りせい

2008年12月07日 17:10


仙水峠周辺から烏帽子岳を望む


大変天気の良い一日でしたので、山と大パノラマを堪能することができました。普段山へ行かれることの無い方でも、南アルプスの大自然をスライドショーで心の旅をしませんか?





悠々自適


花崗岩の名峰。山岳信仰や大パノラマを求める登山者が集まる人気のコース。
標高2966mの格調高いピラミッドが魅力の甲斐駒が岳は、山全体が花崗岩に覆われ、頂に残雪があるかのように輝き、遠くからでも目立つ存在だ。古来から信仰の山として栄え、今でも往時の面影を山頂付近で見ることが出来る。最近では表登山道の黒戸尾根から登る人は少なく、ほとんどが標高差の少ない北沢峠から登っている。登山道周辺は変化に富み、厳しいコースであるが山の醍醐味を十分堪能できること請け合いだ。ややコースファインディングの難しいところがあるので、天気が悪い日には注意が必要だ。

私のコースタイム
6:05 仙流荘発(バス)→ 6:50 北沢峠→ 7:45 仙水小屋→
8:45 仙水峠→ 10:25 駒津峰 → 12:00 駒ケ岳神社奥社(山頂)着 
12:40 駒ケ岳神社奥社(山頂)発→ 13:40 駒津峰→ 
14:15 双児山→ 15:30 北沢峠 → 16:00 北沢峠発(バス)→ 
16:50 仙流荘着

上記のコースタイムはあくまでも私のケースであります。公式のものと比較してください。

仙水小屋を後にすると急に岩場に変わる。
ここを過ぎればすぐに仙水峠に到着する。

仙水峠の直前から甲斐駒ケ岳の摩利支天(烏帽子岳)が山際から姿を現す。
その迫力はすごい。

仙水峠から摩利支天を望む
駒津峰へと続く急登を前に十分休憩を取るとよい。

駒津峰への急登
樹林帯を抜ければ、背後にすばらしい風景が広がるはず。

仙丈ケ岳

駒津峰
山頂は意外と広く景色が非常によい。
甲斐駒山頂まで難所が続くので、十分休憩をとりましょう。

岩稜帯を進んでゆく。

甲斐駒の最後の登りは砂礫で滑りやすい。
ストックを用意しておくと安心。

甲斐駒山頂も広く、休憩昼食には十分である。

天気がよければ、白鳳三山(地蔵岳・オベリスク、観音岳)や
富士山が望めるはず。

白峰三山(北岳、間ノ岳)

八ヶ岳

駒津峰から双児山へ向かう道は、
ハイマツ帯が美しい。

仙水峠から駒津峰への急登は、山中標識では1:10分のコースタイムが示されていますが、少し余裕をもたれることをお勧めします。
登山道の状況や渋滞具合では、駒津峰から山頂までの間は、登りよりも下りの方が時間が掛かるケースがあるようです。
広河原へ向かわれる方は最終バスの時間が仙水峠方面より早い場合ありますので、お気をつけください。
危険な場所がいたるところにあります。十分な準備と膝の負担を軽くするよう、ストックなどを準備しておかれると良いでしょう。
北沢峠周辺の沢近くでは熊の出没が多く報告されています。自然の住人の居住地にお邪魔するので、鈴の携帯をお忘れなく。

ちなみに、私も2008年9月、仙丈ケ岳へ向かう藪沢新道の沢沿いで熊に遭遇しました。

南アルプス林道バス時刻表

南アルプスNET・・・南アルプスの詳細情報

甲斐駒ケ岳ガイド




関連記事